サラリーマンとは、どんな仕事なのか?

サラリーマンとは、どんな仕事なのか?

サラリーマンとは、どんな仕事なのか説明します。読者対象は学生の皆さんですが、改めて知りたい方にも役立つでしょう。現代のサラリーマンについて、最新の情報を基にして分かりやすく解説しているからです。

サラリーマンとはどんな仕事なのか、知る理由とは?

「サラリーマンは何をしている?」とか「サラリーマンの仕事内容は?」と疑問を持っている学生さんは意外に多いかもしれませんね。就職して会社に勤めるということ以外に、実は案外よく分からないのではないでしょうか。

みんなが就職を目指すから、自分も何となくサラリーマンになるということを思っている方も少なくないでしょう。ですが、必ずしも全員がサラリーマンに向くわけではありませんし、それ以外の仕事もたくさんあります。

そこで、自分に合うのかどうかが分かるように、サラリーマンがどんな仕事なのか詳しく説明していきましょう。

サラリーマンの仕事が分かる、7つのポイント!

それでは、サラリーマンとはどんな仕事なのか説明します。7つのポイントに分けて説明しますので、しっかりと目を通してください。

毎月決まった額の給料をもらう

サラリーマンは毎月決まった給料、つまり月給をもらうのが基本です。別の見方をすれば、会社の業績に関係なく、安定して一定のお金がもらえます。なので、仮に業績が悪くなったとしても必ず最初の約束通りの給料がもらえますので、安心して働けます。

その代わり、会社の業績が好調になってもすぐに給料が高くなりません。ボーナス(賞与)が出る会社の場合は、その額が高くなることで還元されます。そういった点では、人によっては不満がある報酬の払われ方かもしれませんね。

ですが、業績に応じて給料の上下動がなく、常に一定しているのはメリットが大きいです。例えば、大きな買い物をするときにローンが組みやすいです。毎月一定額を払うので計画しやすいですし、金融会社のローン審査も通りやすいです。

このように、サラリーマンは安定して給料がもらえる仕事です。

サラリーとは、報酬としてもらっていた「塩」に由来するそうです。

会社に所属する

サラリーマンは会社に所属して働きます。つまり、企業の一従業員として雇ってもらうということです。したがって、転職しない限りずっと同じ会社で働くことになります。もちろん、どこか別の会社に派遣されたり、出向ということはあり得ます。

ですが、基本的には同じ会社で働きますので、好き勝手にいろんな会社で働くことはできない場合がほとんどです。別の会社で働きたいときは、その時所属している会社を辞めて、ほかの会社に雇ってもらう必要があります。

会社に所属することで多少自由がなくなりますが、その代わり、確実に給料がもらえるという安定感や安心感があります。例えば、けがをしたとか病気になったといった場合、あるいは自然災害で被害を受けた場合に、金銭面などで守ってもらえます。

このように、サラリーマンは会社に属して従業員として働く仕事です。

毎日同じ時間に会社へ出勤する

サラリーマンは、毎日同じ時間に会社へ出勤します。出勤時間は決まっていて、例えば「朝8時までに出勤する」といった感じです。つまり、会社に所属する従業員が一斉に出勤して、決まった時間から同時に働き始めるのです。

なお、何時に出勤するのかは会社ごとに違います。日中の仕事が中心であれば、朝8時台の場合が多いと思いますが、夜間の仕事が中心の会社なら夜の場合もあるでしょう。いずれにしても、出勤時間に間に合わないと『遅刻』ということになります。

ところで、最近ではフレックスタイム制を導入している会社が増えています。出勤時間を選べる(または完全に自由)場合があり、全員が一斉に出勤しない場合があります。働く時間は変わりませんので、出勤時間と同時に退勤(帰宅)時間も変わります。

このように、サラリーマンは毎日決まった時間に出勤するのが基本です。

新型コロナの影響で、出勤しない『リモートワーク(在宅ワーク)』を推進している会社も増えているようです。

1日8時間働く

サラリーマンは、1日に8時間働きます。これは、労働時間は1日8時間までと法律で決められているからです。なので、基本的には出勤してから8時間働くと、退勤ということになります。もちろん、仕事が間に合わない場合は残業ということがあり得ます。

法律上は、8時間以上働く場合は別途報酬を払うことになっていますので、いわゆる残業代が払われることになります。昔は基本給より残業代の方が高いという人もいたようですが、近頃は『働き方改革』によって、残業を減らすように国が推し進めています。

なお、1日8時間というのはサラリーマンだけに適用されます。いわゆる自営業の方の場合はその法律が適用されません。例えば、会社ではない個人のお店や芸能人のような職業の人は、何時間でも働いてよいことになっています。

このように、サラリーマンは8時間労働ですので覚えておきましょう。

いわゆる『過労死』を防ぐ意味で、長時間労働は減ってきています。

チームで働き、役割分担をする

サラリーマンはチームで働きます。というのも、会社に所属していますので、従業員は複数人いるからです。つまり、1つの仕事を複数人で担当します。逆に言えば、1人ではできないような大きな仕事をするということでもあります。

複数人で取り組みますので、役割を分担して対応することになります。例えばコンピューターシステムであれば、プログラムを組む人、仕事全体を監督する人、お客さんと接触する人、客先に納品する人など、いろいろな役割が考えられます。

したがって、チームで働くためにコミュニケーション能力がある程度必要になるし、協調性が必要な仕事でもあることが分かると思います。輪を乱さないように、お互い協力しなくてはいけないわけですね。

このように、サラリーマンは自分に与えられた役割をこなす仕事だといえます。

サラリーマンの仕事と言えば、画面に向かってキーボードを打っているイメージかもしれませんが、様々な仕事があることをぜひ知っておいてください。

会社の方針に従って働く

サラリーマンは、会社の方針に従って働きます。会社に所属して従業員として働くわけですから、当然といえるでしょう。基本的には、会社から与えられた仕事をうまくこなすことが求められるわけです。決して、自由に好きな仕事ができるわけではないのです。

たまたま自分が好きな種類の仕事を与えられることもあれば、嫌いな仕事を与えられることもあるでしょう。ですので、嫌な場合でも平然とやってのけられるようなメンタルの強さを要求されるのが、サラリーマンだといえます。

このような点が、「サラリーマンは社会の歯車の一つ」というイメージにつながっているのかもしれません。しかし、組織は複数の小さな歯車の集合体ですから、サラリーマンは極めて重要であることを忘れてはいけないでしょう。

もちろん、自分の与えられた仕事の範囲内で、様々なアイディアや課題の発見を要求されることは間違いありませんよ。

出世しないと給料が上がらない

サラリーマンは、出世しないと給料が大きく上がりません。もちろん、ひと月に百円程度であれば徐々に上がりますが、大きく上げるには出世が必要です。いわゆる平社員から、係長⇒課長⇒部長といった具合に役職を与えられる必要があります。

先ほど、給料のところでお話ししましたが、サラリーマンは給料が一定ですので業績にかかわらずもらえるお金の額が同じです。業績が大きく向上するとボーナスに反映される場合もありますが、基本的にはボーナスの額も決まっています。

なので、サラリーマンがたくさん給料をもらいたい場合は、役職が与えられるように出世しなくてはいけないのです。会社によっては能力給という考え方もあるようですが、ほとんどの会社は役職と金額が連動します。

このように、サラリーマンは出世しないと給料の額が上がらない仕事です。

欧米は実力主義と言われますが、給料をアップしたい場合は転社するのが一般的です。会社によって給料の額が決まっているんですね。

まとめ

ここまでサラリーマンの仕事について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

サラリーマンとは、全体的に安定志向であることが分かると思います。特に、月給という形で毎月一定額の給料が確実に支払われます。会社は借金してでも支払う義務があるので、経営者は大変ですが、働いている従業員は非常に安心できます。

また、労働環境も会社が整えなくていけませんので、サラリーマンは働く環境として、とても良いものが与えられるといえます。ただし、1つの仕事を複数人でこなしますので、人間関係の構築に苦労する可能性はあるでしょう。

このように、サラリーマンは大儲けはできないものの、必ず一定額の給料がもらえる点など安定性が一番の魅力であることをご理解いただければ幸いです。

以上、サラリーマンとはどんな仕事であるのかご紹介しました。

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