ゆとり世代の新人教育、注意すべき点とは?

ゆとり世代の新人教育、注意すべき点とは?

新人教育ゆとり世代に実施する際の、注意すべき点を説明します。読者対象は新人教育の担当者ですが、ベテラン社員にも参考になると思います。ゆとり世代との接し方を中心に解説しているからです。

なぜ、ゆとり世代の新人教育は注意が必要なのか?

「ゆとり世代の新人教育は、どのようにやるのが良いのだろうか?」という疑問は、このページを読んでいるあなたに限らず、皆さんがお持ちだと思います。おそらく、実際の経験や他の方の体験談からそのようにお感じになるのでしょう。

確かに、今までのやり方ではうまくいかない場合が多いのではないでしょうか。つまり、ゆとり世代に対しては、これまでと同じやり方ではなく新しいやり方を基にした新人教育が必要なのです。新人が変わったのですから、指導側も変わらないといけないのです。

そこで、ゆとり世代の新人教育はどのようにすると効果的なのか、ご紹介しましょう。

ゆとり世代の新人教育、注意すべき5点を説明します!

それでは、ゆとり世代の新人教育について注意すべき点を説明します。ポイントは5つありますので、しっかりと最後まで目を通してください。

上から押し付けるようなことはしない

まず何といっても知っておきたいのが、上から押し付けるような言い方は厳禁であるということです。なぜなら、ゆとり世代と言われる年代の人たちは、命令されるような上からの物言いに慣れていないからです。

親・先生・先輩からであっても、上からものを言われたことがあまりないようなのです。ですので、入社していきなり上から言われるようなことがあると、それだけで心が折れてしまいかねません。お客さん扱いするのとは違いますが、表現の仕方には注意が必要でしょう。

別に特殊な表現があるわけではありませんが、丁寧な言い方を心がければそれで十分ではないでしょうか。例えば、「○○をしろ」ではなく「○○をしてください」といった程度の言い回しで十分です。エラそうな言い方や態度でなければ問題ないでしょう。

日本社会はフラットな関係ではないことを教える

現在でも、日本の社会はいわゆる縦社会が根強くあります。具体的には先輩に対しては敬語を使うなど敬いますが、ゆとり世代は意外にそれを分かっていないようです。先輩との関係性をフラットに考えている人が多いのではないでしょうか。

ただし、それでも部活動(特に運動部)に所属していた人であれば、厳しい上下関係を経験していると思いますので、それほどの心配は不要でしょう。しかし、そうでない場合はそもそも上下関係というものが存在するということを教える必要があります。

たとえ社内でフラットな関係性であったとしても、社外に出ると確実に上下関係を重んじる社会が待っています。ですので、ゆとり世代の人たちには、日本の社会はフラットな関係性ではないことを知っておいてもらう必要があるでしょう。

新人教育の目的や目標を明確に伝える

ゆとり世代の人たちに対して新人教育を行う際は、必ずどのような目的や目標があるのかを示してください。というのも、最近の若い人たちは「分からない事には手を出さない」傾向があるからです。何のために行うのか分からないと、動かないんですね。

したがって、昔のやり方で多くみられる「ガタガタ言わずにやれ」というようなやり方は、全く通用しないといえるでしょう。どんな些細なことであっても、必ずその目的を伝えることが重要であり、やる気を起こさせる起点になります。

つまり、「よく分からないけれど、とにかくがむしゃらに頑張る!」というような人は少ないといえるでしょう。逆に、目的や目標が分かればそれに向かって一生懸命頑張り、非常に大きな成果を出すのがゆとり世代ですので、そこを意識した誘導をしましょう。

社会は理不尽であることを伝える

先ほど上からの物言いはマズいとお話ししましたが、現実問題として日本社会では上からものを言ってくる人は少なからず存在しますので、その理不尽を教えてください。自社の社員は丁寧な対応をすると思いますが、横柄なお客さんはいますよね。

すると、ゆとり世代の人たちはそのような人に出くわすと、そこで面食らってしまいかねません。「世間には上からものを言ってくる人がいますよ」ということを新人教育で指導しておくべきでしょう。一言で言えば、免疫を作っておくわけですね。

当たり前のように思えますが、ゆとり世代にとっては初耳ということも少なくないのではないでしょうか。我々の当たり前は、「ゆとり世代にとって知らないこと」だという認識を前提にして接するようにすべきでしょう。

指導は論理的な説明が重要です

新人教育では様々なことを教えると思いますが、そのどれにも共通して言えることは、論理的な説明がきわめて重要であるということでしょう。なぜなら、若い世代は論理思考で考えるように、学校で教育を受けてきているからです。

先ほどお話ししたように、「とにかくやれ!」というやり方が通用しないのも、「なぜそれをすべきなのか?」という論理的な説明が欠けているからです。論理思考の頭の場合、理屈が分からなければ動かないし動けません。

論理教育を受けていない世代からすると理解しがたいかもしれませんが、学校教育が変わっていますので、それに合わせたやり方が必要なのです。もし「最近の若い奴は…」と思ったとしたら、実は分かっていないのは「あなた」である可能性が高いですよ。

まとめ

ここまでゆとり世代の新人教育についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介したのは、ゆとり世代との接し方を中心とした内容でした。上から押し付けないとか目的を説明するといったこと、日本社会はフラットな関係ではなく理不尽なこともあるということも伝えなくていけません。

やはり、論理教育が始まった年代であることが大きく関わっているでしょう。理屈に合わないことは納得がいかないので、拒否したりパワハラで訴えるのです。これは世界的に見れば当たり前のことで、今までの日本がおかしかったと考えるようにしてください。

このように、ある意味で世界的に見るとまともな世代であることを理解し、むしろ自分のやり方や知識がおかしいと考えて、新人教育に取り組むことが大切なのではないでしょうか。ぜひその点を考慮して取り組んでいただければ幸いです。

以上、ゆとり世代の新人教育について注意すべき点をお話ししました。

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