ストレスに弱い方が、知っておくべき超重要ポイントを説明します。読者対象は、ストレスに弱い理由や改善方法などを知りたい方です。実は、ストレスに弱いことは決して悪いことではないことを説明しています。
ストレスに弱いとお嘆きの方へ
「ストレスに弱いのをなんとかしたい」と考えて、あなたはこちらのページをご覧になられていると思います。確かに、現代はストレス社会ですから、ストレスを受けることで体にも何らかの影響が出ていると思います。
すると、「ストレスに強くなりたい」という気持ちになるのではないでしょうか。ストレスに強くなれば厳しい社会を生き抜く力になりますからね。ですが、極端に弱い場合は別として、ストレスに弱いことは必ずしも悪いことではないんです。
では、ストレスに弱い自分とどのように向き合えばいいんでしょうか? その点を詳しくお話ししていきましょう。
ストレスに弱い、知っておくべきポイントを説明します!
それでは、ストレスに弱いことについて、知っておくべきポイントを説明します。5つのポイントでお話していますので、ぜひしっかり目を通してください。
ストレスに弱いあなた、大丈夫です!
ストレスに弱いことを悩んでいる方は多いかもしれません。何とか強くなりたいと思っているのではないかと思いますが、実は決して悪いことではないんです。なぜなら、そのようなタイプの方は真面目で感受性が高いという特徴がある人だからです。
真面目ということは、仕事に対して真摯に取り組み、一生懸命働けるということです。他者からの信頼も厚く、いろいろなことを任されることだってあるでしょう。それだけ、企業や社会にとっては必要な存在だといえます。
また、感受性が高いということは何かを見て感動できるということであるし、他者の気持ちを理解して共感できるということでもあります。優しい性格であるとも考えられますので、決して悪いわけではないですよね。
なので、ストレスに弱いからと言って悲観する必要は全くないんです!
なぜストレスに弱いのか、その原因とは?
では、なぜストレスに弱いのか、その原因とは何でしょうか? これは、『まじめ』だからこそストレスに弱いといえるでしょう(感受性の高さも関係します)。
真面目な人は仕事を確実にこなしますので、様々な仕事を任されることが多いと思います。すると、それがストレスとなってしまうんですね。「頑張って仕上げないといけない」というプレッシャーがかかってしまうわけです。
つまり、あらゆるものを真摯に受け止めるんです(真に受けるといってもいいでしょう)。すべてを受け止めるからこそ、プレッシャーが発生したり感情が動いたりして、ストレスになってしまうわけです。
真面目な人はストレスが多いので、受け止められる許容範囲を超えやすくなり、ストレスに弱くなりやすいということを知っておいてください。
ストレスに強い人の特徴とは?
真面目な人がストレスに弱いということは、ストレスに強い人はあまり真面目ではないということが言えます(「逆もまた真なり」ということですね)。仕事の種類や量は真面目な人と同じはずなのですが、不真面目な人はストレスを感じにくいんです。
なぜなら、受け流してしまうからです。真面目な人がすべてを受け止めるのに対して、不真面目な人は多くのことを右から左へ流してしまう特徴があるので、深く考えることはなく心に何も残りません。真に受けないからストレスが許容範囲を超えないんですね。
これならストレスに強いのもうなずけると思いますが、その一方で、事の重大さに気づけない鈍感な人という弱点があります。つまり、必要な対応ができない場合があり、取り返しのつかない重大なミスを犯してしまう可能性が高いといえます。
なので、ストレスに強いというのは必ずしも良いことだけではないんですね。
ストレスに強くなる対策は?
ストレスへの耐性は、真面目・不真面目が関係するわけですが、実はこれらの相違は性格の特徴です。ですので、ストレスに強くなるには性格を変える必要がありますが、残念ながらそれは容易ではありません。性格を直すことは難しいと考えてください。
ではどうしようもないのかというと、そんなこともありません。EQを高めることが対策になりますので、ストレスに対抗することができます。EQには自身の気持ちを感じ取り、心を落ち着かせたり気持ちを創ったりする能力が含まれているからです。
具体的には「自分認識」「癖認識」「平静」「創出」といった能力になりますが、これらを駆使することで、ストレスを感じたときに解消する行動をとるなど、うまく立ち回ることができるのです。性格を感情能力でカバーするわけですね。
このようにEQによるストレス対策を実行すれば、「真面目」という素晴らしい性格的な特徴を残しつつ、ストレスとうまく付き合えるようになるといえます。
ストレスに弱すぎると、メンタルに問題が発生することも…
ストレスに弱いことは、決して悪いことではないことをお話してきましたが、弱すぎるとメンタル面で問題を抱えてしまうこともあります。ですので、「ストレスに弱いけれど真面目なんだからそのままでいいや」と思わないでほしいんです。
先ほどご紹介したように、EQを活用してストレスに潰されないようにしてください。真面目な性格が変わることはそうそうありませんので、放っておいたのでは何も解決しません。ストレスが増えると耐えられなくなりますから、EQを高めて対応すべきでしょう。
メンタルに支障をきたしてからでは遅いですから、ぜひEQに注目して、ストレスとうまく付き合うようにしてほしいと思います。
【参考】ストレスに弱いかどうか診断するには?
EQPI検査を受けると、『ストレス適応』という項目によって知ることができます。これはさらに複数の概念で構成されており、「批判耐性」「負荷耐性」「要求・指示耐性」の3つがあります。これによって、ストレスに弱いかどうかが分かります。
まとめ
ここまで、ストレスに弱い方が知っておくべき重要ポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ストレスに弱い方は決して悲観する必要がないということを、ご理解いただけたのではないかと思います。ストレスに弱いのは真面目で感受性が高いことの証であって、悪いことではないことを知ってください。仕事上とても重要な一種の能力なのです。
一方でストレスに強いことは良さそうですが、不真面目な人である証でもあります。また、ストレスに強くなるにはこの性格を変える必要がありそうですが、性格を変えるのは容易ではありませんので、EQを高めることで対応しましょう。
このように、ストレスに弱いからと言って真面目な性格を変えようとするのではなく、有効利用するという姿勢が重要であることに、お気づきいただければ幸いです。
以上、ストレスに弱い方が知っておくべき超重要ポイントを、お話ししました。