面接は無意味か? 有意義にするための方法!

面接は無意味か? 有意義にするための方法!

面接無意味なんでしょうか? 有意義にするための方法を説明します。読者対象は人材の採用面接がうまく機能せず、疑問を感じている方です。面接は使いどころによって、無意味にも有意義にもなることを解説しています。

なぜ面接は、無意味だと感じるのか?

「面接は無意味な気がするな…」と感じたために、こちらのページを訪れた方は多いと思います。そのように感じるのは、おそらく面接がうまく機能していないからではないでしょうか。面接を行っても、結局よく分からないことも少なくないですよね。

良い人材を採ったはずなのに全然役に立たなかったり、良い人だけれどすぐに辞めてしまったりと、思うようにいかない事が少なくありません。やはり、どう考えても面接がうまくいっていなくて、ミスマッチな人材を選んでしまっているんです。

では一体どうすればいいんでしょうか? 面接を無意味なものにしないで、有意義にするための方法をご紹介していこうと思います。

面接を無意味にしない、5つのポイント!

それでは、面接を無意味にしないためのポイントをご紹介します。ポイントは全部で5つありますので最後までしっかりと目を通してください。

面接は、本当に無意味なのか?

面接は、本当に無意味なんでしょうか? 実は、無意味なのではなく「使いどころを間違えている」だけなんです。なぜなら、面接をうまく使って、良い人材を獲得している会社はいくらでもあるからです。つまり、面接の使い方の問題だといえるでしょう。

面接が無意味なら、かなり早い段階で完全に淘汰されてしまっているでしょう。採用における手法としては、不適切だとされていてもおかしくないわけです。確かに、ある研究やデータから面接は役に立たないといわれています。

ちなみに、以下のGoogleに関する書籍では、「面接にこだわったものの、入社後の成果に因果関係が無かった」ことが記されています(結局、面接に偏重することはやめた)。

どうやらGoogleでは、面接だけで人をおおよそ見抜けると考えていたようなのです。けれど現実はそうではなかったということなんですね。別の見方をすれば、面接を決定打にせずそれ以外にも判断基準を持って、複合的に対象者を見られればよいことが分かります。

面接では人を見抜けない!

なぜ面接が無意味だと感じるのか、その最大の理由は「面接では人の内面を見抜くことができない」からです。なぜなら、受ける側は対策ができてしまいますし、見る側は主観が邪魔をして正しい判断をできない場合があるからです。

例えば、どのような人間であるか人間力や性格などを見抜けるでしょうか? よほど面接のプロと呼ばれるような凄腕の人でない限り、それは難しいと思われます。また、面接の神業的な技術がある方でも見誤ることがあるでしょう。

結局のところ、面接は騙し合いのような場になってしまい、面接技術の高い者が通り抜ける試験になってしまうんです。これでは、「面接は苦手だけれど優秀な人」をみすみす見逃してしまうことになりかねません。

なので、面接によって人を見抜くことはできないことを認識して、別の適した使い道を模索すべきでしょう。

面接で分かることとは?

では、面接で分かることとは何でしょうか? ハッキリといえることは、外面的な部分は明確に分かるということです。面接は被験者に対していろいろな質問をしますが、その受け答えの様子から、初対面の人との会話に慣れているかどうかが分かります。

したがって、会社の受け付けや営業マンなど、初対面の人との接触が多い役割に向くかどうかが分かります。また、容姿や身なりなど外見の様子が分かりますので、例えば背丈・服装・つめの手入れの状態などが目で確認できます。

このように外面的な部分が見えますので、そこを中心にすれば、面接は無意味ではなく重要なものであることが分かるでしょう。別の見方をすれば、研究職・事務職・商品企画など必ずしも人当たりの良さが必要ではない役割に向くかどうかは分かりません。

やはり、人物の外側だけが分かる手法が面接であることを頭に入れておくべきです。

性格はどうやって見抜くのか?

すると「内面的な部分をどのように見抜けばいいのか?」となりますよね。技能は実際に実技をさせてみれば分かるとして、性格や人間力などは何か方法を考えないといけません。もっとも簡単かつ確実な方法は、何らかの検査(例えば心理テスト)を実施することです。

ちなみに弊社でお勧めしているのは、EQPIテストです。これは心理テストの一種で、受検者の性格と人間力(EQといいます)が数値とグラフで示されます。元々、人材育成のために開発されたものですから、極めて精度が高いテストです。

このテストを利用して採用基準の一部とするだけでなく、人間性を把握しつつ人材育成や配属を行うことで、ミスマッチなく適切な人事を行うことができるといえます。(仕事の得手・不得手やモチベーションなどが性格の面から分かります。)

EQPIテストは、大手企業や首都圏の学校では採用が進んでいますよ。

面接は無意味だからやめてもいい?

ここまで面接の活用方法を示してきましたが、中には「うちの仕事は外面的な部分はあまり関係ないから、面接は重視しなくていいだろう」と思われる方もいらっしゃると思います。確かに仕事によってはそうかもしれませんが、全く無くしてしまうのは問題です。

というのも、写真や映像と実物を比較した際に、明らかに違うことがあるからです。ある企業の話を例に出すと、リモート面接を行った後、面接の担当者が実際に本人と会ったところ、印象が全く違ったというのです。

これは単に、画面越しだと印象が変わるということではないかもしれません。可能性として替え玉受検が考えられるからです。各種採用試験を別人が受検し、本人は最終の顔合わせの時に初めて登場するというパターンがあり得ます。

担当者の思い込みによる印象の違いなら仕方ないですが、替え玉が起こっているとすると非常に問題です。不正行為を防ぐ意味でも、面接は残しておくべきでしょう。

まとめ

ここまで、面接に意味があるのかお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

面接は無意味かと言われれば、利用の仕方によって無意味であったり意味があったりという状況でした。外面を見る目的であれば意味がありますが、内面を見る目的では無意味です。なぜなら、面接で内面を見抜くことはできないからです。

面接では、内面を見抜くために様々な質問をしますが、それは受検者側で対策ができるので嘘つき大会になりかねません。内面を見抜き、嘘をついたり不正なことができないようにするためには、心理テストのような何らかの検査を併用すべきです。

このように、面接は外面を見るために使うものであって内面を見抜くものではないことを知っていれば、無意味どころか非常に意味があるものだといえます。この点を頭に入れて面接を活用していただければ幸いです。

以上、面接は無意味ではなく、使いどころが重要であるというお話しでした。

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