EQPIを学生が活用するときのポイントを説明します。読者対象は、これから就活が始まるもしくはすでに取り組んでいる学生さんですが、就活はまだという方にも役立つでしょう。就活はもちろん、学生生活にも役立つ解説をしているからです。
なぜEQPIを学生が活用すべきなのか?
「EQPI検査ってどうやって活用するの?」と疑問を持ったために、あなたはこちらのページをご覧になられていると思います。EQPI検査は心と性格が分かるわけですが、じゃあそれをどうやって使うのかとなると、すぐにはピントこないかもしれませんね。
ですが、学生のあなただからこその使い道があります。それは、単純に自分のことが分かるというだけでなく、周りとの付き合い方や就職活動にまで及ぶんです。人が生きるうえで他者との交流は避けられませんから、必ず心や性格が影響します。
そこで、EQPIを学生さんが活用する際のポイントを、分かりやすくご紹介しましょう。
EQPIを学生が活用する、ポイントは5つある!
それでは、EQPIを学生さんが活用する際のポイントをご紹介します。ポイントは5つありますので、しっかり頭に入れましょう。
EQPIで分かることを知っておこう!
まず、EQPIで分かることについて知っておきましょう。EQPI検査を受検すると、以下のように5つの検査結果が出ます。
- EQマネジメント力(感情能力・コミュニケーション能力)
- 性格特性(いわゆる性格のこと)
- 仕事への動機(どのような状況なら仕事にやる気が出るのか)
- EQコミュニケーションスタイル(コミュニケーションの図り方)
- EQワークスタイル(仕事に取り組む姿勢や気持ち)
これらを活用して自分自身を変えたり、チーム編成や配属の参考にしたりと、『人間関係を構築する際に役立つ情報』になっていることを知っておいてください。つまり、単なる性格診断ではなく、他者との関わり方や仕事への取り組み方などが分かる検査だといえます。
自分自身を理解するために活用する
自分がどんな人間なのか気になっている方は多いと思います。なんとなく、「自分は○○な性格で、□□に感動する人」みたいな認識はあるのではないでしょうか。ですが、EQPI検査を受検すれば本当の自分が明確にわかるんです。
どうしても、人間は自分自身のことを美化するか、卑下するかのどちらかをしてしまいがちですよね。これでは本当の自分、もっと言うと周りから見た自分が分かりません。やはり、第三者機関に調べてもらうことが大切なんだと思います。
EQPI検査はそれなりの費用が掛かりますから、ネット上で利用できる無料の検査とは精度や質が違います。100%正確であるとは言いませんが、かなり高い精度であなたの心と性格が詳しく分かりますから、自分を知る方法として使ってみてはどうでしょうか。
就職活動を有利に進めるために活用する
「EQPI検査を受検すると就職に有利ですよ!」なんて言われたら、あなたはきっと「かなり怪しい検査なんじゃないか?」と疑うことでしょう。もちろん、自身の心や性格が明らかになれば仕事の向き不向きが分かるので、就活に使えるのはわかると思います。
ですが、それ以上にぜひ利用していただきたいのが、EQPI検査を受けた後にもらうことができる結果シートなんです。このEQPI結果シートを志望企業に前もって提出すると、「この人はこういう人物なのか」と面接の前にあなたのことを分かってくれます。
履歴書を提出する際に、併せてEQPI結果シートも渡してください。自己アピールの一環として渡すのだから、プラスに働いてもマイナスになることは考えにくいでしょう。EQPI検査にはこのような使い方があることも、ぜひ知っておいてくださいね。
【参考】コミュニケーションが重視される時代です
現代の企業はコミュニケーション能力を重視しています。なぜなら、多くの若者はSNSなど文字によるやり取りが中心となっているからです。仕事では人と対面しての意思疎通が当たり前ですので、会話や身振り手振りでのコミュニケーションが必要なんです。
ところで、 EQ は感情能力や対人能力を表していますが、これらはコミュニケーションに強く関係しています。つまり、EQPI検査はコミュニケーション能力を証明できるので、就職活動においてかなりの武器になることは間違いないでしょう。
チームやグループ作りのために活用する
複数人で何か活動する際に、チームやグループをつくるのはよくあることだと思います。その時に一番困るのが、誰と誰を組み合わせるかではないでしょうか。いつも一緒にいる友達(いつメン)であっても、相性の善し悪しがありますよね。
すると、「AさんはBさんと相性が良くないから、AさんとCさんを組みにしよう」といった感じで気を使うと思います。ですが、EQPI結果シートを見れば誰がどのような性格であるか一目瞭然ですから、組み合わせはとても楽になります。
単純に、相性の良い人同士を組み合わせることができるわけです。規律を重んじる人同士を組み合わせたり、自由な発想の人同士を組み合わせたりと、それまでの苦労が嘘のように無くなるのではないでしょうか。
役割分担を決める際に活用する
EQPIは、複数人で何かをする際の役割決めにも活用できます。例えば、企画を考えるチームを作ったら、そこにはアイディアを出せる人を含めたいですよね。また、会計の担当者には責任感が強くてミスやズルをしない人に任せたいですよね。
また、チーム作りにおいてもリーダー向きの人を1人は入れたいですし、営業マンのような外回りをするような場合は、初対面の人と上手に触れ合える人や交渉上手な人を入れたいでしょう。このような時こそ、EQPI検査が生きてくるわけです。
結果シートの内容に基づいて役割分担を決めれば、それぞれの持ち場で最大のパフォーマンスを発揮できる可能性が高くなります。人間は、どうしても向き不向きが人によって違いますから、いわゆる『適材適所』という考え方が重要です。
そして、それを客観的なデータで実現できるのが、EQPI検査だといえるでしょう。
まとめ
ここまで、EQPIを学生さんが活用するときのポイントについてご紹介してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。就活や仕事上だけでなく、日常においても活用できる検査であることがお判りいただけたのではないかと思います。
性格とEQ(心)が分かる検査ですが、これだけでも自分がどのような人間であるか、第三者的な目線によってハッキリします。自分を理解するために使えますが、EQPI結果シートを企業に提出すれば、就活の武器として利用できることも大きなメリットでしょう。
EQPIは元々、社員教育や人材育成を目的としたものですが、その本質は人としての成長を促すものです。EQPI検査で自分が現在どのような心の状態にあるのかを知って、理想的な自分を見つけください。もちろん、それを目指して成長することも忘れないでくださいね。
以上、EQPIを学生さんが活用するときのポイントについてご紹介しました。