EQとは? わかりやすく説明します!

EQとは? わかりやすく説明します!

EQとは何か、わかりやすく説明します。読者対象は、EQについて今までの説明ではピンと来ていない方です。概念的な説明だけでなく、身近な具体例を使ってどなたにも納得していただける解説をしています。

なぜEQは具体例を知ると、わかりやすくなるのか?

「EQとは? わかりやすく説明してほしい!」と思われた方が、こちらのページをご覧になられていると思います。EQについては様々なサイトで詳しく説明されていますが、どうしても概念的な解説が多く、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。

おそらく概念的な説明では、「わかったようで結局よく分からない」となってしまっていると思われます。本当に腑に落ちてよく分かる説明は、具体例を示しての解説でしょう。身近なことで例示されればわかりやすいですよね。

そこで、EQについて具体例を示して、わかりやすくお話ししようと思います。

EQとは? 具体例でわかりやすく解説!

それでは、EQとは何か具体例を示してわかりやすく解説していきましょう。

EQとは何か?【概念の説明】

EQとは何か、まずは簡単に概念の説明をしておきましょう。なぜなら、概念を正しく押さえておけば、それが基礎知識となるからです。

人間の知能を表す IQ の存在は良く知られていますよね。その一方でEQと呼ばれる能力もあることが確認されています。これは【心の知能指数】と呼ばれることがあり、感情能力を示しています。簡単に言うと、気持ちのコントロールのことです。

もう少し具体的に言うと、自分の気持ちを感じたり特徴を認識したりする。また、他者の気持ちを感じたり気持ちに働きかけたりすることが、EQの基本となります。これは非常に的確な解説ではあるものの、どうしてもわかりにくいですよね。

このままではマズいということで、EQに関して概念ではなく具体例を示してこの後お話ししていきますので、より身近に感じていただけると思いますよ。

※EQの概念については、こちらで詳しく説明しています。

EQマネジメント力とは何かをご説明します。読者対象は、EQマネジメント力の内容について詳しく知りたい方です。基本的な内容を説明しただけでなく、4つの構成要素と12の発揮行動についても詳しく解説しています。

EQの具体例による解説【7選!】

続いて、EQについて具体例を示してお話していきましょう。厳選した7つのパターンで解説しますので、ぜひしっかりと目を通してください。

緊張を抑えられるか?

人は、初めての場所や人に対して緊張してしまうものですよね。あるいは、何か大事なことの前などにもやはり緊張するでしょう。そのような時に緊張して何も手に付かなかったり、食事が喉を通らなかったりといったことがあると思います。

この緊張を自分の心の中だけでうまく和らげることができるのが、EQの高い人です。発揮行動としては【平静】と呼ばれる能力ですが、これが高い人は自己解決できます。つまり、緊張を発散する必要が無いといえます(他のことで気を紛らわせなくてもよい)。

また、そもそも自分が緊張していることに気づいていなければ、気持ちをほぐすことができませんよね。発揮行動の【自分認識】という能力が高い人は、自分の気持ちをしっかりと理解できているといえますが、これも立派なEQなんですよ。

自身の緊張が分からない人は、「今日はなんだかミスを連発するなぁ、なんでだろうか?」となって、感情が原因であることに気づけません。

悲しんでいる人の気持ちが分かるか?

目の前にうつむいて泣いている人がいたとします。この時、EQが高い人は優しく寄り添うように声をかけます。これは発揮行動でいうところの【共感】という能力ですが、相手の置かれている状況を自分のことのように理解できる人です。

世間的に言う共感とほぼ同じ意味ですが、これができない人だと相手の気持ちを無視して自分のペースで声をかけてしまい、状況を悪化させる場合があります。気持ちが不安定な人に対しては、相手のペースに合わせることが第一歩ですから。

このような、相手の気持ちに共感する能力もEQなんです。

最近ではSNSが普及したことにより、共感力が一層重視されていますね。

腰の重い人を動かせるか?

グループで何かをするときに、すぐに動けない腰の重い人っていませんか? もちろん物理的に体重が重いという意味ではなくて、なかなかその気にならない人のことを指しますが、このような人をうまく動かす能力もEQなんです。

これは発揮行動でいうところの【動機づけ】という能力ですが、相手が動きやすくなるように元気づけたり報酬を与えたり、時には危機的であると煽ったりと様々な方法で対応します。このような、自分ではなく相手に対してのEQも存在しているんですね。

同じミスを繰り返さない人か?

仕事で同じようなミスを何度となく繰り返す人や、しょっちゅう財布やスマホを無くす人がいますよね。逆に、一回ミスしたら二度と同じミスを犯さない人もいます。実はこの差もEQの高さが関係している場合があるんです。

発揮行動でいうところの【実行】という能力ですが、これが高い人は自分の行動を振り返っていわゆる PDCAサイクルを回すことでミスなく行動します。つまり、失敗した時の悔しい気持ちを次にうまく生かしているわけですね。

このような、気持ちのPDCAと呼べるようなEQもあるんですよ。

初対面の人に自分からあいさつできるか?

初対面の人に対して、自分から積極的にあいさつするのが苦手な人もいれば、得意な人もいますよね。実はこれもEQが関係しています。これは発揮行動でいうところの【心開】と呼ばれる能力なんですが、先手を打って自分の心を開くわけです。

すると、この心開という能力は一見すると自分のためのように感じますが、実際には相手の気持ちを動かす能力となります。というのも、自分が率先して心を開くと、それにつられて相手も思わず心を開いてしまうからです。

このような、相手が心を開きやすくするという行動もEQなんですね。

言葉遣いに気を付けているか?

言葉遣いについては「さすがにそれはEQとは関係ないでしょ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが大いに関係があるんです。なぜなら、言葉遣いに気を付けるのは、相手に対して嫌な思いをさせないことが最も大きな狙いだからです。

つまり、相手の気持ちを感じて気遣いができるということですよね。これは発揮行動でいうところの【気配り】という能力が大きく関係します。相手がどのように思うかを先回りして感じ取り、求められる気持ちに応えるわけです。

したがって、言葉遣いに気を付ける人は相手の気持ちを考えているので、EQが高いということができるんですね。

状況に応じて言葉遣いを変化させるという意味なので、必ずしも丁寧な言葉遣いを指すわけではないですよ。

仕事に対して積極的か?

仕事に対して積極的で張り切る人もいれば、指示待ちで消極的な人もいますよね。実は、このようなやる気や積極性についても、EQが大きく関係します。ザックリいうと、EQが高い人はほとんどの場合において仕事に対して積極的です。

これは、EQの12発揮行動すべてが満遍なく高い人に見られます。【EQワークスタイル】と呼ばれる指標ですが、EQの総合力と呼べると思います。逆に言えば、生き生きと仕事に取り組んでいる人を見かけたら、「あの人はEQが高い!」と思って間違いないでしょう。

このように、EQは物事への取り組みに対する積極性にも強く影響するんですね。

まとめ

ここまで、EQについてわかりやすく具体例を挙げてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

概念的な説明は数多ありますが、具体例で示したことで、一層理解しやすくなったのではないでしょうか。「緊張を抑える、気持ちの理解、人を動かす、ミスを繰り返さない、自発的なあいさつ、言葉遣い、積極性」など厳選した7つの具体例がありました。

このように、日常的な気持ちの変化に対応することがEQなんです。上記の例以外にも、気持ちがかかわることすべてにおいてEQが関係しますよ。なので、感情能力の高い人が社会で成功しやすいという理由も納得がいくのではないでしょうか。

少しでもEQについて理解が進みましたら、ぜひ一度EQテストを受検してみてください。なお弊社では、EQだけでなく性格も分かるEQPIテストが申し込めますのでお勧めですよ。

以上、EQについて具体例でわかりやすく説明しました。

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