EQワークスタイルについて説明します。読者対象は、EQワークスタイルについて詳しく知りたい方です。各タイプについて詳しく説明しただけでなく、活かし方についても分かりやすく解説しています。
EQワークスタイルの4タイプとは?
EQワークスタイルは、EQPIテストを受検すると結果シートに記載されます。これは仕事への取り組み方を示していて、仕事に対してどのような気持ちを持って取り組んでいるのかが分かる指標だといえるでしょう。
具体的には、以下の4タイプ(型)に分けられます。
- 張り切り型(はりきりがた)
- こだわり型(こだわりがた)
- 指示待ち型(しじまちがた)
- 応援型(おうえんがた)
テストを受検した方は、これらのワークスタイルの中からどれか一つに該当しますので、「私のワークスタイルは○○型なんだな」というように分かります。

※上記は結果シートより抜粋した実例です
そこで、EQワークスタイルについて詳しくご紹介していきましょう。
EQワークスタイル、ポイントは5ある!
それでは、EQワークスタイルについて詳しく説明します。ポイントは全部で5つにまとめましたので、しっかり目を通してください。
張り切り型とは?
EQワークスタイル張り切り型の特性は「強い達成意欲を持ち、物事に対して主体的に粘り強く取り組みます。張り切り過ぎると、周囲から浮いてしまう場合があります。」と定義されています。
つまり、張り切り型とは「仕事に対して自ら積極的に取り組む人」であるといえます。常に問題意識をもって仕事に取り組み、現状をさらに改善しようと動きます。仕事は好き嫌いに関係なく取り組む、職場になくてはならない存在だといえるでしょう。
こだわり型とは?
EQワークスタイルこだわり型の特性は「自分がやりたいことや興味があることに対して、自ら判断しながら推し進めていきます。自分本位でマイペースに思われる場合があります。」と定義されています。
つまり、こだわり型とは「興味があることに頑張る人」であるといえます。逆に言うと興味が無いことにはあまりやる気が出ないということですので、興味の持てる仕事ができるかどうかが活躍のポイントになると思われます。
指示待ち型とは?
EQワークスタイル指示待ち型の特性は「指示された仕事を手順通りに行います。自ら行動することは少ないので、周囲からやる気がないという印象をもたれる場合があります。」と定義されています。
つまり、指示待ち型とは「与えられた仕事だけ頑張る人」であるといえます。別の見方をすれば余計なことを考えない人ですので、規則や手順の順守が重要な仕事に向くと思われます。上司やリーダーが的確に指示を出すことがポイントでしょう。
応援型とは?
EQワークスタイル応援型の特性は「やる気や意欲が高く、与えられた目的を達成するために前向きな気持ちを作ります。自ら行動するというよりは、周囲を動機づけながら行動します。人任せな印象を与える場合があります。」と定義されています。
つまり、応援型とは「他者をうまく動かせる人」であるといえます。自身のやる気はあるもののそれを他者にやってもらうわけなので、マネージャーやリーダー、あるいは管理職に向く可能性があるといえるでしょう。
これらのスタイルをどのように活用するのか?
EQワークスタイルが分かると、仕事の種類や割り振り方が分かります。例えば「○○さんは指示待ち型だから、私から仕事を振ろう」とか「□□さんは応援型なので、グループリーダーをさせてみよう」というような使い方ができます。
つまり、社員のワークスタイルが分かっていれば、その社員が活躍できる仕事や場面が分かるわけです。「どうも仕事への取り組みが良くないなぁ」と感じる社員がいたら、ワークスタイルの結果をもとにして、仕事や役割を変えてみるのも大切です。
なお、直接的にEQワークスタイルを変えることはできません。なぜなら、EQの高さに応じて結果論的に出てくる指標だからです。もし、指示待ち型の人が張り切り型になるとしたら、EQを全体的に高めるトレーニングが必要になるでしょう。
まとめ
ここまで、EQワークスタイルについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
EQワークスタイルということでしたが、どのような気持ちで仕事に取り組むのかを示した指標でした。具体的には「張り切り型・こだわり型・指示待ち型・応援型」の4通りあり、仕事をする際の積極性や取り組み方が分かります。
これらのスタイルは、どれが良くてどれがダメということはありません。それぞれ仕事内容に適した型があることに気づいてください。すべての仕事が積極性を求めるわけではありませんし、言われたとおりにこなすわけでもないですから。
EQワークスタイルを知って、それに見合った仕事を割り振ることができるようにうまく活用していただければ幸いです。
以上、EQワークスタイルについて説明しました。