EQは嘘なのか、感情能力は存在するのかどうか説明します。読者対象は、EQについて今一つ納得がいかない方や信用できない方です。EQが実在することを、証拠とともに分かりやすく説明しています。
EQは嘘? いえいえ、感情能力は存在しています!
「EQは嘘でしょ」と思われた方が、こちらのページをご覧になられていると思います。感情能力という目に見えないものを数値化していますから、怪しく感じる方がいるのは当然ではないでしょうか。なんだか宗教的な話に聞こえるのかもしれませんね。
ですが、EQつまり感情能力自体は間違いなく存在します。なぜなら、存在を証明する数々の証拠があるからです。それらの証拠はほとんどが自ら感じることのできるもので、否定しようがないものであるといえるのではないでしょうか。
そこでEQが嘘ではないことについて、いったいどのような証拠があるのかご紹介して、存在をご理解いただこうと思います。
EQは嘘ではない、5つの理由を解説!
それでは、EQが嘘ではない理由を説明します。ポイントは5つありますので、ぜひ最後までしっかりと目を通してください。
EQとは何か?
EQ とは Emotional Intelligence Quotient の略で、感情能力と呼ばれます。私たちは、様々な人と関わって生きていますが、その際に相手の気持ちを感じたり自分の気持ちを切り替えたりといったことを無意識に行っています。そのことはご存じでしょうか?
つまり、無意識であるがゆえにそれを具体的な数値にすると、「本当か?」と疑念がわいてくるのではないでしょうか。ですが、様々な実験や研究によって感情能力があるというのは証明されていますし、例えば Google社ではEQの活用で成果を上げています。
なので、EQ自体は存在するものであるという前提で考えていただきたいんです。そうはいっても具体性が無いと分かりにくいですよね。その点を踏まえまして、より具体的にEQについて順を追ってお話ししていきましょう。
※こちらも参考になりますよ
感情とは何か?
そもそも感情とは何でしょうか? 簡単に言うと、目の前のことに対してどう思うか、どう感じるかといった心の状態を指します(本当はもっと複雑ですが)。
例えば、虫が好きな人もいれば嫌いな人もいますよね。虫が好きな人はカブトムシを見つけると目を輝かせて嬉しそうにします。しかし、虫が嫌いな人はカブトムシを見つけると嫌な顔をして遠ざかってしまいますし、時には悲鳴を上げる人もいますよね。
全く同じ「カブトムシ」を見ているのに感じ方が違います。これが感情というものです。この時に感情をそのまま出してしまう人もいれば、うまくコントロールして出し方を調整できる人もいます。中には何も感じない人もいるでしょう。
このように、同じものを見た場合でも人によって感じ方が違う点、感情は行動などで表面に現れる点、その感じた気持ちである感情はコントロールができる点を覚えておきましょう。
IQ以外の頭の良さがEQです!
たまに日常会話で「あいつ頭が悪いけれど世渡りはうまいんだよなぁ」ということを語ったりしませんか? いわゆる勉強以外の頭の良さについて話をすることがあると思いますが、それがまさにEQのことなんです。明らかに、IQとは違う頭の良さってありますよね。
したがって、IQ では表しきれない能力を EQと言って差し支えないと思います。このような能力は世間一般でいうところの「人間力」に相当するのではないでしょうか。つまり、厳しい社会を生き抜くための逞しさのようなものがEQだと思ってください。
もう少し具体的に言えば、「気が利く、空気が読める、打たれ強い、人当たりがいい」などの社会生活に直結した力のことです。ただ、そのような能力を数値化すると「本当なのか?」と疑問に思う人が出てくるのだろうと想像します。
どうやって感情能力を数値化しているのか?
EQを知るためにはテストを受検しますが、これは受けたことがある人でないとイメージがわかないと思います。したがって、テストを受検したことが無い人は、特に疑いの目を向けるのではないかと想像できます。
さすがに詳しいテスト内容をお伝えすることはできませんが(守秘義務がある)、趣旨としては「あなたは○○の状況ではどうしていますか?」といった質問を延々とされます。中には同じようなものや全く関係なさそうな質問も見られます。
繰り返し150問ほど質問を受けることで、日々の行動が明確になり、それが心の動きとして映し出されるわけです。EQは行動と心は連動しているという理論ですから、行動を読み取ることで心の状態が分かるというわけなんですね。
そして、それら行動を点数化し何らかの基準に照らし合わせると、受検者のEQの発揮度合いが数値で表されるという仕組みです。なので感情は行動に表れていて、実際には目に見えていることがお分かりいただけると思います。
EQを信用できない人の特徴とは?
ここまでのお話でも EQ を信用できない方はいらっしゃるでしょう。一方で、EQの話をするとすぐに理解して信用される方も多くいます。その差は何かというとEQの高さです。信用する方はEQが高く、不審に思われる方はEQがあまり高くないと考えられます。
なぜなら、EQが高い人にとって感情を意識して生活するのは当たり前だからです。自分の気持ちや相手の気持ちを感じたり、場に応じて気持ちを創ってそれを実行したり、相手の気持ちに働きかけたりといったことをするのが、ごく普通のことなんですね。
しかし、EQが低い人はそのような感情を意識した生活をしていないので、感情とか気持ちとか言われてもピンとこないんです。いわゆる「感じのいい方」は、必ず相手の気持ちを考えてから言葉を発しているんですよ。ぜひ覚えておいてくださいね。
まとめ
ここまで、EQは嘘ではないというお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
感情についての解説から始めて、EQの感覚的な話や感情コントロール、そしてなぜ信用できないのかなどをお話ししましたので、ご理解いただけたのではないでしょうか。誰もが持っている感情能力を数値化しただけですから、信ぴょう性は高いんですね。
また、そもそもEQを不審に思うのは、普段から感情能力を発揮していないからだという点がかなり大きいと思います。EQに優れた人のように、常日頃から自分や相手の感情を意識して生きている方であれば、EQについて簡単にご理解いただけるはずなんですよ。
これを機に、あなたも感情というものを意識して生きてみてください。すると、EQというものが自在していて、それを使いこなすことがいかに社会を生き抜くうえで重要であるかが、身をもって分かりますから。
以上、EQは嘘? 感情能力は存在しないのか? という点について解説しました。