EQの問題点について、知っておくべき重要ポイントを説明します。読者対象は、EQに関して事前に問題点を知っておきたい方です。見落としがちな、EQを伸ばすトレーニングという点に着目して解説しています。
なぜ、EQの問題点を知っておくべきなのか?
「EQの問題点を知っておきたい」と考えて、あなたはこちらのページをご覧の事と思います。対人能力を高めるためにはEQを高くすることが必要ですが、そのためには行動によるトレーニングが欠かせません。ですが、そこに問題があるんです。
もちろん、トレーニングによってEQ力が上がることは間違いありませんし、まぎれもない事実ですからだれも否定できないでしょう。ところが、そのトレーニングが思うようにいかない方がいて、効果が出る前に挫折してしまうんことがあるんです。
そこで、EQトレーニングの何が問題なのか、詳しくお話ししていこうと思います。
EQの問題点、知っておくべき5つの重要ポイントを解説!
それでは、EQの問題点について知っておくべき重要ポイントを解説します。ポイントは5つありますので、ぜひ最後までしっかり目を通してください。
EQの問題点とは何か?
まず、EQにおける最大の問題点を考えてみます。最初にお話ししましたが、EQという考え方自体に何の問題もありません。人間が持っている能力に名前を付けているわけですので、それがおかしいということはあり得ないからです。
それで、EQ力を高めるためのトレーニングに問題があるとお話ししたわけですが、それはズバリ、トレーニングが続かない人がいるという事実です。効果が立証済みの確実なトレーニングでも、それを一定期間続けられないのであれば、成果は期待できません。
決められた期間、しっかりとトレーニング出来た方は確実にEQが高くなっています。しかし、それができていない方は、当然ですがEQが高くなりません。なので、トレーニングが続かない人がいるという点が、一番大きな問題点なのです。
なぜEQトレーニングが続かないのか?
では、なぜEQトレーニングが続かないのでしょうか? 答えから言うと、「性格」が関係しているからだといえます。つまり、何事も続けられない性格の方は、どうしてもトレーニングが続かないのです(いわゆる『三日坊主』というやつですね)。
ところで、性格は個人個人それぞれ違うものですが、これらは簡単には変わらないことが心理学者の研究によって分かっているそうです。したがって、性格を変えるということは、基本的にはできないと思った方が良いでしょう。
「性格を変えないと効果的なトレーニングが行えないけれども、性格は変えられない」というジレンマがあるわけです。すると、トレーニングを実施しているすべての人が同じやり方をしたのでは、どうしても続かない人が出てしまうということになります。
性格が合わない場合はどうするのか?
継続が必要なトレーニングと本人の性格が合わない場合は、諦めるしかないのかというと、そうでもありません。どんな人でも、何かしら続いているものがあるはずだからです。なので性格に合わせて、できるだけ続けられるようなやり方を考えます。
例えば、やる気が起きる目標というのがあります。大きな目標でやる気が起きる人もいれば、小さな目標でやる気が起きる人もいます。他にも、物事に対する接し方にも違いがあり、直感的な人もいれば、論理的な人もいます。
これら幾つかの要素を加味して、どのようなトレーニングを実施すればよいのか、目標の立て方やスケジュールの組み方を検討するのです。そうすることで、一律に同じやり方をする場合に比べて、明らかにトレーニングが続くようになります。
EQPI検査を利用してみる
性格に合わせたトレーニング計画が重要であることはお分かりただけたと思いますが、そもそも論として、性格が「正確」に分かるのかという問題があります。よくある無料の性格診断では、本当に正しい結果が出ているいのか疑問が残る場合も少なくありません。
そこで検討していただきたいのが、EQPI検査です。この検査は、EQだけでなくPI(性格)まで調べますので、必要な情報が手に入ります。もし、あなたがEQの検査結果を信用しているのであれば、PIの検査も十分信用に値するといえるでしょう。
EQPI検査であれば、一度に『感情能力』と『性格特性』の両方が分かりますので、労力や時間が大きく省けるのではないでしょうか。ちなみに、EQPI検査ではPIを分析してからEQの対策を行いますので、これまでのEQだけの検査よりもさらに精度が高くなっています。
EQPIが生まれた理由は『性格』への着目にあります
これまでのEQ理論はEQという点のみに着目していましたが、ある時から性格にも注目するようになりました。それが、「EQトレーニングが続かない人がいる」という問題点を解決していく中で気づいたことなのです。
多くの方はEQトレーニングが継続できるのに、そうでない方も少なからずいるという事実がありますが、それが『性格』に由来するものであると分かりました。EQは調べるだけでなく、伸ばすべき発揮行動があれば、それをトレーニングしないと意味がありません。
そこで、EQだけでなくPIも加味するEQPIが生まれました。この理論では、性格がその人物を作っている素であり、そのうえでEQが発揮されていると考えます。EQはそれだけを見るのではなく、性格(PI)とセットで見るべきものだといえるでしょう。
簡単に言うと、EQ理論をより進化させたものがEQPIだと思ってください。
まとめ
ここまでEQの問題点についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
EQの問題点とは、トレーニングが続かない場合があるというものでした。そして、その原因は性格が大きく関係するので、そこを考慮したトレーニング方法やスケジュールの組み方が必要であることが、お分かりいただけたのではないかと思います。
これまでのEQ検査とトレーニングではどうしても続かない方がいらっしゃいましたが、性格まで考慮したEQPIを活用すれば、何とかトレーニングが続くはずです。EQを高めるためにはどうしても一定期間の継続が必要ですので、とても重要なポイントでしょう。
EQは検査してそれで終わりになる場合が多いようですが、伸ばすべき部分があるのであれば伸ばすことが重要ですから、ぜひ継続してトレーニングを行うことも忘れないでいただきたいと思います。
以上、EQの問題点について知っておくべき重要ポイントをお話ししました。