EQマネジメント力、心開とは？

EQマネジメント力の１２発揮行動から、心開について説明します。読者対象は心開というEQ発揮行動について知りたい方です。心開を説明しただけでなく、特徴や推測される行動もご紹介しています。

なぜ、EQマネジメント力の心開が重要なのか？

「EQマネジメント力の心開とは何ですか？」という疑問を持たれている方が、こちらをご覧になれていると思います。その質問に答えるなら、「相手や場の心を開くために自分から心を開き、周囲に対して言葉や仕草、表情を使って気持ちを表現すること」となるでしょう。

ですが、これでは何のことか分かりづらい方もいらっしゃると思います。そこで、『心開』とは具体的にどのようなことなのか、EQ検査のスコアが高い人・低い人の特徴、そのような人が取ると推測される行動の例を挙げて、詳しく説明しましょう。

それでは、EQマネジメント力の心開について説明します。５つのポイントに分けていますので、しっかり目を通してください。

『心開』はEQマネジメント力１２発揮行動の１つで、自分から心を開くために不可欠だといえます。なぜなら、自分の心を開くと相手の心も開くからです。このような行動ができると、気さくな印象を与え、相手とのこころの距離をグッと近づけられます。

この発揮行動のポイントは、まず自分の心を開くところです。本来の目的は、相手や場の心を開くことですので、見当違いに感じるかもしれません。しかし、先に自身が心を開くことで相手の警戒心が緩みますから、打ち解けるのが早くスムーズだといえます。

対人関係を築く際の第一歩が心開ですから、重要な発揮行動だといえるでしょう。

EQPI検査で心開のスコアが高く出る方はどんな人でしょうか？　スコアが高い人の特徴と、推測される行動の例をご紹介しましょう。

心開のスコアが高い人の特徴は、「親しみやすい印象を与え、近寄りやすい雰囲気をつくることができる」と言えます。例えば、職場で元気のない人に積極的に声をかけたり、逆に声をかけられて相談を持ち掛けられたりします。

心開のスコアが高い人は、以下のような行動をとっていることが多いようです。

このような行動をとっている方（もちろんご自身も含みます）を見かけたら、「心開が高い人だなぁ」と考えてよいと思います。

EQPI検査で心開のスコアが低く出る方はどんな人でしょうか？　スコアが低い人の特徴と、推測される行動の例をご紹介しましょう。

心開のスコアが低い人の特徴ですが、「話しかけにくい印象を与えるので、相手を遠ざけてしまう」と言えます。例えば、職場で元気のない人に積極的に声をかけることはなく、声をかけられたり相談を持ち掛けられることもほとんどありません。

心開のスコアが低い人は、以下のような行動をとっていることが多いようです。

このような行動をとっている方（もちろんご自身も含みます）を見かけたら、「心開が低い人ではないだろうか？」と疑ってよいと思います。

EQは行動によって変えられますが、『発揮行動』を伸ばすための行動をトレーニングと呼んでいます。なお、心開を伸ばす具体的なトレーニング方法についてはアナリストによるアドバイスが必要ですので、有料でのご紹介となります。

弊社では、分析付き検査を受検いただいた方にトレーニング方法をアドバイスいたしております。ただし、企業など団体受検の場合と個人受検の場合では内容が異なりますので、詳しくは検査のお申し込みページをご覧いただくか、お問い合わせください。

ここまで、EQマネジメント力１２発揮行動の１つである心開について、その意味だけでなくスコアが高い人や低い人の特徴などもご紹介しました。基本的に、EQは高い方が良いですので当然ながら『心開』も高い方が良いといえます。

『心開』は自分が先に心を開く力だとご紹介しました。対人関係を上手に構築するには、相手とのこころの距離を縮めることが肝要です。すると相手の心を開かせる必要がありますが、それを実現するには、まず自分が心を開くことがとても大切だといえます。

ご自身や周りの方の『心開』がどのような状態にあるか、ご紹介した特徴や行動と照らし合わてご確認いただければ幸いです。なお、EQPI検査を受検いただければ、数値で明確に知れますのでお勧めですよ。

以上、EQマネジメント力１２発揮行動の１つ、心開についてご紹介しました。