EQマネジメント力、平静とは？

EQマネジメント力の１２発揮行動から、平静について説明します。読者対象は平静というEQ発揮行動について知りたい方です。平静を説明しただけでなく、特徴や推測される行動もご紹介しています。

なぜ、EQマネジメント力の平静が重要なのか？

「EQマネジメント力の平静とは何ですか？」という疑問を持たれている方が、こちらをご覧になれていると思います。その質問に一言で答えるなら、「意識的に穏やかで落ち着いた心の状態をつくること」となるでしょう。

ですが、これでは何のことか分かりづらい方もいらっしゃると思います。そこで、『平静』とは具体的にどのようなことなのか、EQ検査のスコアが高い人・低い人の特徴、そのような人が取ると推測される行動の例を挙げて、詳しく説明しましょう。

それでは、EQマネジメント力の平静について説明します。５つのポイントに分けていますので、しっかり目を通してください。

『平静』はEQマネジメント力１２発揮行動の１つで、落ち着いた心の状態を作り出すのに必要だといえます。なぜなら、人の気持ちは日常の様々な刺激によって、ジェットコースターのように上下するからです。

この発揮行動のポイントは、自分の心を安定させるところです。怒りや悲しみ、不安や慢心など感情が落ち着いていない状態で行動すると、対人関係で失敗してしまうことがあります。平静は、不適切な行動で後悔しないためにも重要な発揮行動だといえるでしょう。

EQPI検査で平静のスコアが高く出る方はどんな人でしょうか？　スコアが高い人の特徴と、推測される行動の例をご紹介しましょう。

平静のスコアが高い人の特徴は、「気持ちが強く揺れ動いた時でも、意識的に気持ちを落ち着かせて適切な行動を選ぶことができる」と言えます。簡単に言えば、緊張やストレスに強く冷静さを失わない人だといえるでしょう。

平静のスコアが高い人は、以下のような行動をとっていることが多いようです。

このような行動をとっている方（もちろんご自身も含みます）を見かけたら、「平静が高い人だなぁ」と考えてよいと思います。

EQPI検査で平静のスコアが低く出る方はどんな人でしょうか？　スコアが低い人の特徴と、推測される行動の例をご紹介しましょう。

平静のスコアが低い人の特徴は、「気持ちが不安定になると、冷静さを欠いた行動を取ってしまったり、多事をして気を紛らせようとする」と言えます。簡単に言えば、緊張やストレスに弱く冷静さを失いやすい人だといえるでしょう。

平静のスコアが低い人は、以下のような行動をとっていることが多いようです。

このような行動をとっている方（もちろんご自身も含みます）を見かけたら、「平静が低い人ではないだろうか？」と疑ってよいと思います。

EQは行動によって変えられますが、『発揮行動』を伸ばすための行動をトレーニングと呼んでいます。なお、平静を伸ばす具体的なトレーニング方法についてはアナリストによるアドバイスが必要ですので、有料でのご紹介となります。

弊社では、分析付き検査を受検いただいた方にトレーニング方法をアドバイスいたしております。ただし、企業など団体受検の場合と個人受検の場合では内容が異なりますので、詳しくは検査のお申し込みページをご覧いただくか、お問い合わせください。

ここまで、EQマネジメント力１２発揮行動の１つである平静について、その意味だけでなくスコアが高い人や低い人の特徴などもご紹介しました。基本的に、EQは高い方が良いですので当然ながら『平静』も高い方が良いといえます。

『平静』は落ち着いた心の状態を作る力だとご紹介しました。人は何か問題が発生すると、どうしても動揺してしまうものです。しかし、それに影響されず冷静さを保つことは、ミスを減らし正しい行動を起こすためにとても重要であるといえます。

ご自身や周りの方の『平静』がどのような状態にあるか、ご紹介した特徴や行動と照らし合わてご確認いただければ幸いです。なお、EQPI検査を受検いただければ、数値で明確に知れますのでお勧めですよ。

以上、EQマネジメント力１２発揮行動の１つ、平静についてご紹介しました。